« 県が出来ることは(7月28日) | トップページ | 三日妻の正体(7月30日) »

2006/08/11

カマスへの義理立て(7月29日)

 29日午前、高知と縁の深い、双子のアーティストの展覧会で、オープニングの挨拶をしましたが、その席で、双子にもかかわらず、お二人の苗字の読み方が違っているわけを知りました。

 このお二人は、型絵染め作家の田島征彦(たじまゆきひこ)さんと、双子の弟で、木の実や流木などを素材にした、造形作家の田島征三(たしませいぞう)さんで、幼少期から高校を卒業するまでの間を、お父様の郷里である高知で過ごされました。

 展覧会は、お二人の半世紀の道のりをたどるものですが、お二人の名前のふりがなを見ると、征彦さんは「たじま」、征三さんは「たしま」となっていたため、双子の兄弟なのにどうしてと疑問に思って、兄の征彦さんにわけを尋ねてみました。

 すると、答えは簡単で、「カマス」というあだ名の学校の先生が、最初の授業の時、征彦さんに、「苗字の読み方は『たじま』か『たしま』か」と尋ねたのだそうです。

 この「カマス」の問いかけに対して、征彦さんが、「どちらでもいいです」と答えると、「そんないい加減なことでどうする。町会議員の選挙に出る時に困るぞ」といったやりとりが、先生との間であったため、面倒くさいので「たじま」としました。

 一方、弟の征三さんは、苗字を尋ねられて、「たしま」と答えたために、双子の兄弟の読み方が、違ってしまったとのことですが、それ以来、「カマスへの義理立てではないけれど」、兄は「たじま」、弟は「たしま」で通しているそうで、こんな話からも、お二人の、若い頃からの遊び心を感じました。

|

コメント

コメントを書く