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2007/01/22

教育委員会の心配(1月15日)

 15日朝の、県庁の幹部会議で、この10年取り組んできた土佐の教育改革の、これからを議論しましたが、その中では、市町村の教育委員会との関わりが、大きな課題として指摘されました。

 県の教育委員会と市町村の教育委員会との間には、もともと、権力の二重構造的な問題点がありますが、高知県にとっては、別の問題点もいくつか出てきています。

 その一つは、中核市である高知市に、採用から異動に至るまでの教員の人事が、全て移管されることで、子供を含む人口が、高知市に一極集中している高知県では、新人の採用をするのは高知市だけ、その他の地域を担当する県の教育委員会は、退職者の世話で終わるといった、極めていびつな形になってしまいます。

 このため、高知市との関係では、これまで以上の人事交流が進められないと、人事のいびつさが、教育のいびつさにつながりかねません。

 一方、郡部の町村では、教育長の下で動くスタッフが構えられないなど、人口の規模からいっても、教育委員会として独立して活動することが、困難になっているのではと思える地域があります。

 こうしたことから、国でも、市町村の教育委員会の統廃合が検討されていますが、このことは、法律の改正がなくても、現在の制度の下で可能です。

 ですから、市町村の合併に合わせるだけでなく、子供たちのための視点から、小中学校と並んで、教育委員会の統合も、積極的に考えていく必要があると感じました。

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コメント

 文部省の学習指導要領から、県教育委員会が教育目標をつくり、さらに市町村教育委員会の教育目標をつくり、そして、各学校が教育目標をたてる。どうも煩雑すぎます。組織の統廃合だけでなく、機能分担の方も、簡略化するほうが良いのではと思います。教育委員会の職員に支払う人件費も馬鹿にならないと思います。
 ところで、文部省のお役人は、研修をたくさんやれば、教師の力がつくと勘違いしているようです。何年か前にテレビで討論番組を見ておりましたら、「学力の低下に対してどう取り組むか?」の質問に対し、文部省の方が「研修の充実」と即答されていました。他にアイデアが無いので、伝家の宝刀を抜いて見せたというところでしょう。
 また、昨年、ネットサーフィンをしていたところ、「遠隔授業による音楽指導(はっきりとは覚えていません)」という、北海道の研究指定校の報告書が見つかり読んでみました。最後まで読んで、「当初から効果はあまり期待できないと思われたが、そのとおりだった。(これも正確には記憶していませんが)」という内容の記載があり、苦笑しました。真正直なところは、好感は持てましたが…。
 文部省指定の研究指定校、県教委指定研究指定校、市教委指定研究指定校、「今度はあなたの学校の順番だからやりなさい」と言われ、やりはする。頑張るから、ある程度の効果は上がる。しかし、教師にも生徒にもストレスがたまる。弊害も多い。研究発表会を無難に済ませ、そのあとは、元の木阿弥となる。むしろ、弊害のほうが多いとしか思えません。
 研修を充実?し、研究指定校を増やせば増やすほど、教師の行動特性が好ましくない方向へ、条件付けられていく。
 教育委員会の統廃合が、こういうイベントを少なくする方向に働けば、良いと思います。
 文章は振り下ろす斧であると、最近どこかの作家が言いましたが、人様に分かるように書くのはなかなか難しいですね><。

投稿: もみじ | 2007/01/22 20:56

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