県営住宅の入居資格(2月22日)
22日午後、県営住宅の担当者と、入居資格の一つになっている、年収の上限を議論していて、何事につけ、線引きをするのは容易なことではないなと感じました。
しばらく前のことですが、県内の方から、県営住宅の入居資格に関してメールをもらいました。
それは、年収の上限が500万円までとなっているのは、高すぎないかというもので、このため、より所得の低い層に属するこの方は、何度応募をしても入居できないと訴えられていました。
その訴えを聞いて、確かに、平均年収は地方によってかなりの開きがありますから、法律で全国一律に年収の上限を決めるのは、あまり合理的ではないと感じましたし、県内の経済状況がこれだけ厳しい中では、特別枠を設けることも可能ではないかと考えましたので、担当者に意見を聞いてみました。
すると、全国一律とはいえ、500万円という上限は、どちらかと言えば、平均所得の低い地域にあわせて設けられた基準なので、東京など、平均所得の高い地方では、裁量によって、上限を引き上げることが認められていると言います。
逆に、年収の上限を引き下げると、その分、中間層にあたる人が入居資格からはじき出されることになるため、もっと大きな反発が起きるだろうというのが、担当者の考え方でした。
さらに、低所得でありながら、多くのお子さんを育てているといった、個別のご家庭の事情は、選考委員会で一件ずつ審査しているので、一律に抽選をしているわけではないとの説明もありました。
そう言われると、それももっともだと思えてきましたので、何事につけ、線を引くのは難しいと実感しながら、もう一度考え直してみることにしました。
