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2007/02/09

保健師を核に(1月30日)

 30日午後、保健や福祉を担当する、幹部職員との協議の中で、この分野で地域を支える核となる、保健師の活動の場を、県や市町村の壁を越えて、検討すべきではないかとの考え方を告げました。

 というのも、県と市町村をあわせると、高知県は、人口当たりの保健師の数が、全国でも3番目に多い県なのですが、平成9年に地域保健法がスタートして以来、県と市町村との間の、役割分担の意識が強まった結果、せっかくのスタッフが、有効に活動できていないように見えるからです。

 例えば、県の側では、福祉保健所の中で書類を扱うことが、仕事になってしまっている人が見受けられる一方、現場を重んじる人は、そのことに苛立ちを感じているという色分けになります。

 これに対して、市町村の側では、十分な研修も受けられないまま、現場をまかされる若手がいる一方、経験を積んだベテランは、保健と福祉に関わるほとんどの分野が、市町村の担当になるという忙しい日々の中で、年代の開いた後輩に、経験を伝承するいとまも持てずに悩む、といった構図になりがちです。

 ところが、地域では、子育ての悩みや児童虐待といった、こどもを巡る問題から、メタボリック・シンドローム対策をはじめとする、健康づくりへの対応、さらには、医療制度の改革に向けての、地域での受け皿づくりや、高齢者を見守る地域福祉の取り組みなど、やるべき課題は山ほどありますし、それを住民の側から見た時には、これは県の仕事、これは市町村の仕事といった、役所が勝手に作った役割分担の意識は、全く意味を持ちません。

 こうしたことから、今こそ、この分野の核になる保健師が、県や市町村の壁を越えて、共に地域の課題に取り組めるような、横断的なチーム編成が必要だと考えました。

 とは言え、知事の一方的な思いで、上意下達的に組織作りを進めても、それで、機能的な動きが生まれるわけではありません。

 その前に、それぞれの地域の事情を汲みながら、県と市町村のスタッフが同じテーブルについて、現場の視点から、あるべき体制や仕事の進め方を、提案し形にしていく必要があります。

 また、その際には、保健師だけでなく栄養士等々、福祉と健康に関わる専門スタッフに、総動員で取り組んでもらう必要があります。

 そこで、この日の幹部職員との協議の中で、まず、悪しき役割分担意識を捨てるように、現場の幹部に指示をすることとともに、地域のスタッフが主体となって、あるべき形を考えていく場を、早急に作ろうと提案をしました。 

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コメント

橋本様の文面。これを、
額面どおりに受け取る方。
これの行間を読む方。
日頃お付き合い?がある方が、これを見た思い。
波紋は、意外に大きく広がっています。
痛くもない腹を探られて、おかげさまで腹を痛めるのはごめんです(/--)/

投稿 Dr.KIRIKO | 2007/02/21 23:29

たしかにおっしゃられるとおりですね。医療従事者も限りある医療資源ですから、その有効利用が必要です。変に縦割り、横割りの考えだと無駄が生じるだけですね。この少子化時代を踏まえて多くの人が還暦後も元気に働けるように予防医療の推進は必須の政策だと思います。

投稿 taka | 2007/02/10 23:45

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