ベージュから白へ(4月1日)
1日午後、漫画家の「やなせたかし」さんの、88歳をお祝いする会が、東京に続いて、故郷高知のホテルで開かれました。
この会は、洒落好きのやなせさんらしく、「米寿」ではなくて、「ベージュの祝い」と銘打ったパーティーで、やなせさんの活動の拠点である、東京で会が開かれた時にも、この欄で紹介をしました。
この日も、やなせさんは快調そのもので、「詩を書く、歌を書く、恥をかくの“3かく主義”でやってきました」などとお話をされながら、とても88歳とは思えないパフォーマンスを披露されました。
その会での祝辞の案文を、県の担当者が書いてくれていたのですが、その最後の部分に出てきた、88歳がベージュ色なら、次は、白寿の白い色でという表現は、なかなか使えると思いました。
そこで、「88歳を、米に寿の米寿ではなくて、ベージュ色に見立てたやなせさんですので、次は、百引く一の白寿を、白いいでたちに身を包んで」と言おうかと考えたのですが、そこではたと、白いいでたちでは死装束になってしまうと思い当たりました。
それでも、「そんなことを言うと、やなせさんからは、おいおい、死装束はまだ早いぞと言われかねませんが」とか言えば、やなせさんには、洒落が通じるかと思ったのですが、会場のお客様の中には、眉をひそめる人もいるだろうと考え直して、表現の仕方を変えました。
一瞬、これはいけそうだと思っても、注意しないといけない言葉遣いがあるものです。
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