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2007/04/10

民の力(3月30日)

 30日は朝から、県東部の室戸市と奈半利町に、増設または新設をされた、金属の鍛造や熱処理を行う工場を視察して、グループ企業の方々からお話を聞きました。

 室戸市の吉良川町に立地しているのは、井上特殊鋼という、大型の鍛造品を、少量多品種で生産する会社のグループ企業で、このほど、同じく県東部の奈半利町に、工場を新設されるとともに、大阪から、熱処理の専門技術を持つ企業を誘致してくれました。

 これまで県内には、鍛造した製品に熱を加えて、その性質を変える、熱処理の技術を持つ企業がなかったため、県内で生産した鍛造品を、熱処理のために、県外に出さなくてはなりませんでした。

 その熱処理の会社が、県内に立地したことから、県内で鍛造された製品を、身近で熱処理をした上、県内の機械加工の企業で、製品化することが可能になります。

 ところが、井上特殊鋼のグループの会長にお話を聞くと、県内の企業の中には、発注される単価が低すぎるとの声があるということで、会長が、そうした企業の工場を見に行かれたそうです。

 すると、実にゆっくりと仕事をしている状況で、身内の中で仕事を回している時代ならともかく、全国レベルで競い合っている時代には、とても太刀打ち出来なくなるのではというのが、会長の心配でした。

 地域の経済を元気づけるには、こうしたチャンスを活かすことが出来るような、地元の民の力も欠かせませんので、単に、これまでにない分野の企業が立地をしてくれただけで、喜んでもいられないことを実感しました。

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コメント

ホントですよね。今からは、地球環境と中小企業の職人技をどう守るかですよね。そういえば日立金属さんが開発したS-MAGICという工具鋼は職人技をどうやって効率よくいかすかを考え抜いたことで、日刊工業新聞の十大新製品賞の日本ブランド賞なるものを取っていましたよ。
 開発の趣旨は、いま熟練職人の減少の危機に対応するために、金型仕上げ等の熟練作業を半分にすると、国家として2倍の職人なり、この危機をのりこえられるらしいと。。

投稿 菱川 | 2008/03/30 15:31

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