おじいさんの法事は孫の正月(6月9日)
9日昼、岡山県総社市にある橋本家の菩提寺で、兄の一周忌の法事を営みました。
この寺は、宝福寺といって、画僧として名高い雪舟が、小僧時代に修業をした寺として知られる名刹ですが、橋本家の故郷にある菩提寺で、境内には兄の墓が建てられています。
この日は、兄の一周忌の法事に、中学生から幼児まで、10人を超える兄の孫たちをはじめ、家族や縁者らが顔を揃えました。
読経の最中は神妙にしていた孫たちも、その堅苦しさから開放されれば、元気な子供たちに戻ります。
精進落としの食事の席では、そんな子供たちの声をかたわらに、長く後援会長を勤めてくださったご老人や、父の代からの秘書さんなど、古くからの顔なじみと食卓を囲みました。
今年米寿を迎えるとは思えないほど、背筋もぴんと張って元気一杯の元後援会長は、20代のシベリア抑留の思い出に始まって、父と出会った頃のエピソードや、兄にまつわることなど、話の種が尽きません。
傍らの元の秘書さんも、80才を超えたお年寄りですので、「私も、牡丹江にいました」と、戦時中の話で応戦します。
ただ、思い出話をしているうちに段々と、「それにしても、お父さんも龍太郎さんも早すぎた」と、寂しそうな表情になりました。
一方、これからが働き盛りといった世代の、元秘書さんは、「先生がいなくなると、みんなの緊張感が緩みますね」と、兄の前では、家族も秘書も、ピリピリとしていた時代を懐かしみます。
そんな大人たちの話をよそに、兄の孫たちは、久しぶりに会ったいとこ同士、終始仲良くにぎやかでしたが、その様子を見ていた元の後援会長さんは、「おじいさんの法事は、孫の正月じゃのお」と、目を細めていました。
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