全村に避難勧告(7月15日)
15日は、午前と午後の2回、台風4号に関する災害対策本部の本部会議を開きましたが、その中で、昨日いち早く、全村民に避難勧告を出した村のことが話題になりました。
この村は、四国の水がめ早明浦(さめうら)ダムのダムサイトに近い大川村で、人口は500人台と、県内でも最も小さな村ですが、昨日は、激しい雨が降り始めた日中の早い段階から、全ての村民に避難勧告を出しました。
この知らせを聞いて、ただならぬ事態だと感じましたので、県庁の防災作戦室に出向いた際に、村長さんに電話をして状況を尋ねてみました。
すると、「昼間から、これだけの雨が降って、このまま台風が接近すれば、夜には必ず被害が起きる。その時間帯に、避難の移動をするのは難しいので、明るいうちに避難を勧告した」との話です。
確かに、大川村のように、お年寄りの世帯が数多い山間の村では、夜間に災害の危険が迫ったとしても、暗がりの中での避難は困難ですので、明るいうちに安全な場所に移るという判断は、とても合理的に思えました。
幸い台風のコースが南にそれましたので、大川村の避難勧告も 一日明けた、朝の6時には解除されましたが、この日の災害対策本部の会議でも、この早目の避難勧告が話題になりました。
そこで僕からは、昨日聞いた、村長の話を紹介しましたが、今後、山間部の町や村では、同じような判断を迫られるケースが増えることが、十分に想定されます。
というのも、高齢化の進んだこれらの地区では、いざという時に、予防や救援活動にあたれる働き手が限られているため、事前の予防的な対応が求められることになるからです。
このため、今後は、こうしたケースに対して、県としてどんな支援が出来るかを、検討しておく必要があるという話になりましたが、災害時の市町村への人的な支援は、大きな課題になりそうです。
