湯のぼせしそう(7月8日)
8日午後、県東部の室戸市で開かれた、地域福祉のシンポジウムを終えて、近くのホテルで、海洋深層水のお風呂に入りましたが、ある事情で、あやうくのぼせそうになりました。
シンポジウムは、全国各地で手がけられている、地域での生活支援の実践報告が中心で、2日目の締めくくりの意見交換会に、パネラーの1人として参加しました。
とても内容のあるシンポジウムでしたので、気持ちよく会を終えて、夕食の予定をしていたホテルに移りましたが、時間にゆとりがあったため、疲れ休めに、海洋深層水のお風呂に入ることにしました。
海洋深層水は、室戸市の沖合いの、300メートル余りの海底から汲み上げている、ミネラル分のとても豊富な優れものの海水で、市内には、深層水を使った水浴療法の施設もあります。
その中で、地元のこのホテルでは、以前から深層水100パーセントのお風呂を、セールスポイントにしていますので、久しぶりに、ぬるめの深層水風呂につかりました。
ふと壁を見上げると、そこにあった注意書きには、あまり長く入っているとのぼせるので、15分以内を目途にて下さいと書いてあります。
このため、壁の時計を見て10分が過ぎたので、そろそろあがろうかと思った時のこと、お孫さんを連れたおじいちゃんが入ってきました。
僕の顔を見るなり、「あれっ、知事さん。ほら、高知県の知事さんだ」と、僕とお孫さんに声をかけたのに始まって、ご自分が脳梗塞になった体験や、幸い軽くてすんだのは、お大師様のおかげだといった信心の話など、お話が途切れる隙がありません。
そもそも、孫といっても、もう中学生くらいの男の子ですから、この年令の孫を、休みの日に風呂に連れてくる、お爺さんの威厳もたいしたものです。
こちらも、その威厳に押されて、言葉をつぐ暇もないままお話を伺っていましたが、段々と壁の注意書きが気になります。
ぬるめですので、すぐには大丈夫でも、後で効いてきそうだと気を揉みながら、何とか話の切れ間をとらえて、「それでは、私はお先に」と言うのが精一杯でした。
おかげで、夕食の後までぽかぽかと、体は温まったままでしたし、帰りの車の中では、ぐったりと寝込んでしまいました。
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