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2007/07/10

現場との距離を縮めるために(7月4日)

 4日午後、福祉保健所の職員らと意見交換をする中で、現場との距離を遠ざけている、いくつかの課題を考えてみました。

 意見交換をしたのは、この四月から、県内の福祉保健所に設置した、地域支援室に関わる保健師さんたちです。

 地域支援室には、県と市町村との間の壁や、市町村の間の壁、さらには、縦割り行政の壁など数々の壁を取り除いて、地域にいる官民のスタッフが力を合わせて、現場のニーズに即した仕事が出来るような、仕組みづくりを考えてほしいと注文をしています。

 もちろん、一筋縄でいく話ではありませんので、その都度、悩みや課題を聞いていこうと、こうした意見交換の場を、定期的に開くことにしています。

 が、聞けば聞くほど、現場との距離を遠ざける、課題が多いなと感じました。

 計画作りがむやみと多いのもその一つで、国・県・市町村、それぞれに関わる計画の一覧表を見ますと、保健・医療・福祉の3分野をあわせて、ざっと20本はあります。

 前々から、県の段階で、うまく調整できないものかと思い続けてきましたが、これでは、現場に出かける余裕も作れません。

 また、合併をした市町村では、サービスを落としてはいけないという使命感から、これまた、事務の仕事に追われがちだと言います。

 一方、役所を離れて、民間の拠点と在宅の現場との距離を考えてみますと、それを近づけるためには、訪問看護やショート・ステイなどの、ソフトが重要になります。

 ところが、単価の関係から、サービスの質を高めるほど、その維持が難しくなるとのことで、これでは、現場密着の地域福祉といっても、絵に描いた餅に終わりかねません。

 など等、話を聞いていると、まだまだ先は遠いなあと、ため息が出る思いですが、こうした壁を一つ一つ取り除かない限り、現場のニーズに即した、地域の生活支援などあり得ないと確信をしています。

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