新人の牛飼い(4月12日)
12日午後、知人の結婚式のため出かけた、鹿児島市内で、この
4月から、同じ鹿児島県内に引っ越して、牛飼いを始めたかつての
同僚に、電話をしてみました。
彼は、去年の12月6日に、僕が知事を退任するまで、随行の秘
書をしていましたので、その意味で一番身近な存在でしたが、この
3月一杯で県庁を退職して、奥さまの実家のある、鹿児島県出水市
で、実家のご両親が営む畜産の仕事の、お手伝いを始めました。
ですから、いつでも電話はかけられるのですが、せっかくなら、
同じ鹿児島の空の下からと思って、かつて学生時代に、知事のそば
でのインターンに参加してくれた青年の結婚式で、鹿児島に来たの
を機会に、電話をかけてみました。
すると、同じ結婚式に招かれた、元の秘書課の職員たちが、昨日
家を訪ねてくれたと嬉しそうで、牛飼いを始めて、ようやく10日
たちましたと、いたって元気そうです。
聞けば、朝は午前5時半に起きて、7時に牛小屋に行くと、あと
は夜の7時まで、83頭の黒牛の世話に明け暮れます。
もちろん、生き物が相手で、土日はもとより、ほとんど一年中、
休む間もありませんから、朝の7時から夜の7時まで牛の世話をす
ると聞くと、何か大変そうだなあと思ってしまいますが、県庁と違
って、ストレスは、まったく感じなくなったと言います。
小学2年生の長女を頭に、二人の娘さんも、毎日、畑を駆けまわ
ってご機嫌とのことですので、自分には勤まらない仕事ながら、こ
んな人生もうらやましいなと思いました。
電話の後、結婚式場で同席した元の同僚からは、携帯で撮った、
彼の新居の写真を見せてもらいましたが、いかにものどかで広々と
した雰囲気が、狭い画面からも十分に伝わってきました。
出水に鶴が渡って来るまでに、決着がつくかどうかはわかりませ
んが、お互いに、仕事がもう少し落ち着いたら、ゆっくりと訪ねて
みたいものです。
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