島津雨の中を(4月13日)
鹿児島の知人の結婚式に出席した翌日、13日は午前中、市内見
物に出かけることにしましたが、あいにく降り出した雨を見て、見
送りに来て下さった新郎のお父様からは、これは島津雨といって、
縁起の良い雨ですと慰められました。
その場では、詳しいことはうかがいませんでしたが、鹿児島では
良いことのある時に降る雨を、島津雨といって喜ぶと言います。
(注)インターネットの鹿児島県のサイトにある、「雑学コラム」
の中に、「島津雨」の由来が出ています
その島津雨が降る中、新郎新婦のご案内で出かけたのは、江戸時
代の初めに、島津家の別邸として建てられた「仙厳園」でした。
桜島大根をかたどった薩摩焼の釘隠しなど、屋敷内には随所に、
築350年の歴史と文化が薫っていますが、特に、今年は、NHK
の大河ドラマ「篤姫」の効果もあってか、雨の中にもかかわらず、
大勢のお客さんで賑わっていました。
また、「篤姫」効果といえば、同じ市内には、大河ドラマのお陰
で、急に日の目を見た銅像があると言います。
それは、西郷さんの銅像が見下ろす、県の文化センターの前に立
っている、幕末の島津藩の家老、小松帯刀の銅像で、これまでは、
観光客の関心は、すべて西郷さんの方にいくため、帯刀の銅像に目
をやる人は、ほとんどいなかったそうです。
ところが、養子に行く前の肝付尚五郎の名で、篤姫の初恋の人と
してドラマに登場するや、演じている瑛太さんの人気も手伝って、
一躍人気者になりました。
一方、西郷さんの銅像はと言えば、もちろん相変わらずの人気で
すが、上野の西郷さんのイメージが強い観光客から、どうして犬を
つれていないのと聞かれるため、観光ボランティアの人が、道を隔
てた公民館前の広場に、犬の人形を置くようになりました。
そこに並んで、道の向こうの銅像をバックに写真を撮ると、犬と
西郷さんが、観光客と一緒に画面に収まるというわけですが、犬の
人形は、夕方になると、ボランティアの人が持って帰るとのことで
した。
いやあ、世の中色々あるなと思いながら、島津雨の中を、鹿児島
空港に向かいました。
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