わかりやすい書類を(4月21日)
この日は、女性の方々とのミニ集会を、市内の何か所かで開きま
したが、話題の一つは、役所から送られてくる書類のわかりにくさ
でした。
わが家も、夫婦そろって60歳を超えましたので、年金やら介護
保険やら、様々な文書が送られてきますが、僕が読んでも、内容が
よくつかめないものが数多くあります。
ましてや、我々以上の高齢の方が読んだら、何が書いてあるかわ
からないのが、当り前ではないかと思います。
この日開いたミニ集会には、お年寄りもおられましたので、どこ
でも、後期高齢者の医療保険のことが話題になりましたが、よく聞
いてみると、新しい制度の内容と趣旨を理解した上で、あれこれ言
われているわけではないようなのです。
というのも、たとえば、問題になっている、保険料の年金からの
天引きのことも、徴収する側から見て取りはぐれがないというだけ
でなく、払う側から見ても、支払いが滞っていたために、医療費を
満額請求されるような事態を、未然に防ぐことができるといった利
点があることをお話すると、それもそうだねえというお答えが返っ
てくるからです。
もちろん、この制度は、はじめに財政の事情あり気で導入されて
いますから、内容そのものにも、財政論が先走った問題点があるこ
とは否めませんが、それ以前に、法律が成立してから十分な時間が
あったにもかかわらず、正直でかつ分かりやすい説明が、全くなさ
れていなかったことに、多くの方が、不安と不満を感じられている
ことがわかりました。
そんなことを考えるうちに、先日お会いした方が話されていた、
採用されやすい申請書の書き方の話を思い出しました。
この方は、大学の教授や産業振興にかかわる仕事をされていまし
たが、文部科学省の科学研究費や、経済産業省などの補助金を取る
ための、申請書の書き方が、誰も上手でないことに気づいて、相手
に通じやすい文章の作り方をパンフレットにまとめました。
これと同じで、お年寄りが相手なら、お年寄りにもわかる説明を
することが、これからの政治には欠かせないことですので、新しい
制度ができた時に、正直で分かりやすい説明文を作る専門家が、作
れないものかと考えました。
そうすることで、「天引き」のことはもとより、「後期高齢者」
や「姥捨て山」といった、言葉だけが独り歩きする議論ではなく、
新たに導入される担当医の制度で、何がどう変わるのかといった、
内容にかかわる議論が深まるのではないでしょうか。
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