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2008/05/04

無神経の連鎖か(4月30日)

 この日、ガソリン税の暫定税率の復活が、衆議院の採決で決まり
ましたが、与党側も、これに対する民主党の側も、いささか無神経
の連鎖が過ぎるのではと感じました。

 この日、高知の市内でも、明日からガソリンが、再び値上がりす
るのに備えて、スタンド横の路上には、給油待ちの車の長蛇の列が
できていました。

 そう言えば、昨夜、市内のマンションで開いた懇談会で、スタン
ドの関係者の方は、4月初めに、暫定税率が一旦なくなった際に、
200万~300万円の損害を受けたと話されていましたが、連休
を前に政府の要人は、30日に暫定税率の復活が決まっても、税率
が低い時に仕入れた分があるから、連休中に混乱が起きることはな
いと思うと、悠長な話をされていました。

 こうした、スタンドの事情もですが、公共交通機関が発達してい
ない地方では、大都市以上に、車が生活の足ですので、ガソリン代
は大きな意味を持っていますが、たぶん総理は、そのことを十分に
わかっていないと思われます。

 ただ、自民党にしてみれば、3日前の山口の補欠選挙の結果、後
期高齢者の医療制度の影響で、これまで厚い支持層だった高齢者の
支持が、失われつつあることが見てとれますので、暫定税率を、ど
うしても確保しておきたいという従来からの支援層を、これ以上失
いたくないという心理が働いても不思議ではありません。

 逆に言えば、ここで、世論を恐れて暫定税率の復活を見送れば、
こうした層の支持も失いかねないと考えたのでしょうが、国民の暮
らし並びに、スタンドを経営する側の立場などを考えると、いささ
か無神経な判断ではないかと思うのです。

 一方、迎え撃つ民主党も、ここは粛々と、議会の中で反対を通せ
ばそれで十分なのに、あえて、議会をボイコットしてプラカードを
掲げたり、議長の議場入りを邪魔したりといった行動に出ました。

 こんなことをすれば、暫定税率の復活に反対の人も、おいおい、
民主党は何をしているんだと、疑問を感じると思うのですが、それ
を感じ取るだけの、神経を持ち合わせている人がいないのでしょう
か。

 といったわけで、なんとも言えず、無神経の連鎖を感じた一日で
した。

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