値上げを前に(7月31日)
31日昼前、知人宅を訪問した帰りに、スーパーで買い物をしましたが、店内をまわりながら、このところ講演のネタに使っている、ネタ話を思い起こしていました。
それは、しばらく前のことですが、妻と一緒にスーパーに買い物に出かけた時、妻が、牛乳を3パック取ってと言います。
そこで、テレビのCMでおなじみだった、230円台の値札のついた牛乳を手に取ったのですが、妻が、「家で2人で飲むだけだから、もっと安いのでいい」と言うものですから、もう一度、牛乳の棚を見渡しました。
すると、低脂肪牛乳168円というのがありましたから、これを3パック籠に取りました。
その数日後、ある会で挨拶をした時に、知事の職を離れて、自分も少しは生活感覚が身についてきた、という自己PRのつもりで、この話を紹介しました。
それはそれでよかったのですが、その後の懇親会の席で、出席者の一人が私を手招きします。
実は、その方は県内で牧場を経営している方で、聞けば、原油価格の影響で資材も高騰しているし、牛の餌代もどんどん上がっているため、ぎりぎりの経営が続いていると言います。
そんな時、「あなたのような立場の方に、格安の牛乳を買ったと自慢げに話されると、生産者としては辛いんです。今度は、少し高いのを買って下さい」というのが、この方のお話でした。
そのお話を聞いて、スーパーで買い物をするだけでも、消費者と生産者の立場の違いなど、色々な事情が垣間見えるものだと、つくづく感じたものでした。
そんなことを思い起こしながら、スーパーをまわってみると、牛乳の価格差はもっと開いていましたし、値上がりの続く卵の特価品には、一つのご家庭当たり1パックまでとの、注意書きが付いていました。
このところ、毎月1日は、値上げの日のようになっていますので、明日からは、また価格表が書き直されるのだろうと思いながら、レジに向かいました。
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