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2008/08/03

「じきび」の歯ごたえ(7月27日)

 27日夕方、天然もののウナギが手に入ったとのお誘いを受けて、県中央部の佐川町に出かけました。

 会場の居酒屋には、顔見知りの農家の人などが集まって、次々と出てくるうまいものに舌鼓を打ちます。

 定番のカツオのたたきに続いて、今日のメインである、四万十川と仁淀川の天然もののウナギが、蒲焼きとなって姿を現しました。

 二つを食べ比べていますと、「俺は、ウナギは養殖の方がいい」などと言う人もいて、ある意味、贅沢の極みなのですが、さらに、鮎の塩焼きやカボチャの煮付け、採れたてのナスやキュウリの漬け物などが、所狭しと卓上をにぎわします。

 その中で、異彩を放っていたのが、トウモロコシの一種の「じきび」でした。

 たぶん、昔から地場にあるキビという意味で、「じきび」と呼ぶのだと思いますが、見たからにごつごつと無骨な風情です。

 食べてみれば、ひと粒ごとに噛みごたえがあって、現代人の、やわな口にあわせて作られたスイートコーンとは、全く異なる食感です。

 実のつき方も、並びの悪い歯のようにすき間があって、スーパーに並べたら、誰も眼を向けてくれそうにありませんが、それだけに、自分で作らないと食べられないという貴重品でもあります。

 お世辞にも、美味しいとは言えませんが、これを食べると、おなかの中の掃除が出来て、肌がきれいになると言います。
 
 また昔は、乾燥させた「じきび」を粗挽きにして、きび飯を作ったそうですが、これが冷えると、パサついて食べられたものではないため、学校のお弁当に持たされた時には、学校に着く前に食べてしまったものだ、などというお話も聞きました。

 そんな話を聞きながら、「じきび」を噛みしめていると、子供の頃の記憶につながるわけでもないのに、何故か懐かしく思えてきました。


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