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2009/12/10

媒冷政熱(11月29日)

 29日から2日までの日程で、民間の経済団体の一
員として北京を訪問しました。

 生前、兄龍太郎が、この団体の会長を務めていまし
たので、そのご縁から、今回の訪中団の派遣にあたっ
て、参加を呼びかけていただきました。

 団長は、衆議院議長をされていた河野洋平さんで、
副団長には、経済界の方々が名を連ねています。

 事前に調べてみますと、小泉さんの靖国参拝以来、
両国の政治関係が冷え切って、それ以降、日中の首脳
同士の交流も、しばらく途絶えていました。

 それゆえ、当時の日中関係は、経済の関係は熱いが
政治の関係は冷たいという意味で、「政冷経熱」と表
現されていました。

 それが最近では、この4月に、当時の麻生総理が中
国を訪問したのに続いて、鳩山政権発足後は、国連総
会やエイペックの場で、日中の首脳会談が行われるな
ど、関係は緊密になってきています。

 来年も、麻生総理の訪中へのお返しとして、温家宝
首相の来日が予定されているほか、横浜で開かれるエ
イペックの大会には、胡錦涛国家主席の出席が決まっ
ていて、政治家同士の往来はますます盛んになってい
ます。

 こうした状況から、「政冷経熱」の時代は過ぎたと
いうのが、大方の受け止めですが、この日、北京空港
で待機する間に、現地の方の話を聞いていますと、最
近では、「政冷経熱」にかわって、「媒冷政熱」とい
う表現が使われるといいます。

 ここでいう媒は、媒体の媒、つまりマスコミを指し
ますが、ようやく政治の関係が好転したのに、両国と
も、それを伝えるマスコミの目が冷たいというのが、
「媒冷政熱」の意味だそうです。

 日本の場合、鳩山政権と中国との関係を伝える報道
に、さほど「媒冷」を感じることはないのですが、中
国側には、そうした雰囲気があるのだろうかと思いな
がら、興味深く話を聞きました。

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