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2010年2月

2010/02/20

品格あれこれ(2月12日)

 12日は朝から、衆議院予算委員会の集中審議での
やり取りや、スノーボードの国母選手の会見を見てい
て、品格とは何ぞやと考えてみました。

 つい先月までは、品格と言えば、引退した元横綱の
専売特許でした。

 その元横綱も、ハワイに行ってしまいましたので、
しばらくは、品格の議論とはおさらばかと思っていま
した。

 ところが、午前中の、衆議院予算委員会での、政治
と金をめぐる集中審議を見ていますと、自民党の与謝
野さんが鳩山総理に、「平成の脱税王」と切り込んで
います。

 ここまでは、そこそこ面白い表現かと思って見てい
たのですが、総理の弟の、邦夫さんの発言を持ち出し
ての質問に、総理が気色ばむ場面ともなりますと、兄
弟げんかを公の場に引きずり出したような趣きで、あ
と味も品格も、あまりよろしくないとの思いに駆られ
ます。

 奇しくも、午後には、服装の乱れを指摘された、オ
リンピックのスノーボードの日本代表、国母選手の記
者会見の様子が流れました。

 服装といっても、この程度のことなら、とやかく言
うことはないだろうというのが、自分の受けた印象で
すが、会見の席での、「反省してまーす」や「ちっ、
うっせーなぁ」は、あまり賢い反応とは言えませんで
した。

 とはいえ、品格は、それを見る人の受けとめ方次第
ですから、これが正解という基準はありません。

 ですから、発言なり行動なりをするご本人が、どう
言われようが構わないと覚悟すれば、周りの人が品格
をあれこれ言っても、あまり意味はなくなります。

 いっそのこと鳩山さんも、与謝野さんの質問に対し
て、「反省してまーす」と言ってしまえば面白かった
のに。

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「今、運ばれています」(2月10日)

 10日、兄の最後に関わった方から、兄のメールの
返信がなかったことが、容態の異常を知らせるサイン
になったと教えられました。

 なぜ、こんな話になったかと言いますと、今月から
始めたツイッターのサイトを見ていて、感じたことが
あったからです。

 それは、一人暮らしのお年寄りが、毎日ひと言でも
つぶやけば、今日も元気だよと知らせる、サインに使
えるという点です。

 もちろん、それはメールでも可能ですが、メールで
すと、親と子の間といった、一対一の連絡にしかなり
ません。

 これに対して、ツイッターを使えば、フォローをし
ている人の誰かが、「あのおじいさん、今日は一度も
つぶやいていないぞ」と、異常に気づくことが出来ま
す。

 兄をよく知る知人と、こんな話をしていたところ、
「龍太郎さんも、メールの返信がなかったので、重体
を隠せなくなったんですよ」と言います。

 事情を聞きますと、以前に心臓の発作で入院をした
時には、緊急の手術を受けた二日後に、病院からメー
ルを打ち返していました。

 それが、帰らぬ人となった、最後の入院の際には、
知り合いの記者からのメールに、何日たっても、一向
に返事が出せなかったため、マスコミ各社が、状況の
厳しさをいち早く察したというのです。

 政治家の病気と言えば、ひと昔前まではひた隠しに
されたものですが、情報化も進んだ今は、すでにそう
いう時代ではありません。

 特に、メールだけでなく、ツイッターを多くの政治
家が活用している現状を考えますと、そのうち、病院
に向かう救急車の中から、「今、病院に運ばれていま
す。心臓の発作のようです」なんていうコメントを、
ツイッターで送る議員が出てくるかもしれません。

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沖縄から北海道まで(2月9日)

 9日夜、沖縄と北海道からのニュースを見ながら、
双方とも、いい加減にしてもらいたいと思いました。

 沖縄発のニュースは、自民党の議員が、小沢さんが
購入した、沖縄県内の土地を視察に行ったというもの
です。

 この土地は、普天間基地の移転先の候補地である、
辺野古近くの宜野座村にありますが、辺野古の埋め立
て案が出て間もなく購入されているので、基地の移転
がらみではないかというのです。

 とはいえ、すでに資産公開で発表されている土地で
すし、わざわざ視察にいくほどの価値があるのかと、
それを見ていて疑問に思いました。

 一方、北海道からのニュースは、小沢さんの政治資
金をめぐる問題で起訴されたばかりの、民主党石川議
員の記者会見で、議員辞職はおろか、民主党を離党も
しないと言います。

 石川議員の選挙区は、亡くなった自民党の、中川昭
一さんの地盤ですので、石川議員が辞めると、出馬が
取り沙汰されている、中川さんの未亡人との戦いにな
って、民主党に勝ち目がなくなるという背景があるよ
うですが、二つのニュースを見ていて、両者とも、い
い加減にしてくれないかと感じました。

 政治とカネは、確かに重要な問題ですが、トヨタ・
バッシングをはじめ、世界の激しい潮流の中で、わが
国がますますさまよわないためには、何が優先課題か
を真剣に考えてほしいものです。

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2010/02/11

世界を駆けまわる(2月8日) 

 8日は、あちこちで、トヨタの問題が話題になりま
した。

 まずは、メールでの連絡で、相手は、仕事で香港か
らシンガポールに向かう途中の知人です。

 香港で商談をしていたところ、トヨタの問題と、そ
の処理のまずさから、日本の技術に対する信頼が、大
きく揺らいでいることを痛感したといいます。

 原因はトヨタ問題だけではありませんが、日本の企
業を相手にしない風潮が強まっていると、危機感を募
らせていました。

 午後お目にかかった中国の方は、中国でも、トヨタ
の問題は大きく報じられているので、中国国内でも、
影響は必至だろうと言われます。

 一方、夕方お会いした、公安情勢などのウオッチャ
ーは、今後、アメリカの国内で、一斉に裁判を起こさ
れるなど、予想を超える展開になるのではないかと心
配をされます。

 今後のことは予測できませんが、確かに、尋常では
ないことと、受けとめておいた方が良いような気がし
ました。

 夜は、先ほどの中国の方もまじえて、マンガやアニ
メを通じての日中交流や、新たなビジネスについて意
見交換したのですが、高知から来てくれたこの道の専
門家が、笑いながら、今や日本が勝負できるのは、マ
ンガやアニメの世界だけかもしれないですねと言いま
す。

 それは、冗談半分の話でしたが、確かに、トヨタが
こけたら、後には何が残るのか、世界を駆けめぐるト
ヨタのトラブルからは目が離せません。

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2010/02/09

さえずって一週間(2月7日)

 7日で、ツイッターに登録して一週間ですが、新た
なツールを使いこなすだけで、身体がよれよれになり
そうです。 http://twitter.com/daichanzeyo

 ツイッターという単語は、つぶやくという意味だと
教わったのですが、英和辞典を引くと、つぶやくは、
ムッターで、ツイッターは、小鳥がさえずるとか、女
性がしゃべりまくるとあります。

 それはともかく、ツイッターというのは、140文
字の中に、その時々に、やったことや感じたことなど
を書き込んで、インターネット上に設けた、自分の枠
に載せるものですが、超有名な方から一般の方まで、
無慮無数の人が参入しています。

 といっても、それを全部のぞくことはできませんか
ら、どんなことをつぶやいているか気になる人を、フ
ォロー(追いかける)するわけですが、そのうち、自
分のさえずりやつぶやきも、フォローしてくれる人が
増えてきます。

 とりあえず、政治家では3人をフォローしてみまし
たが、このうち鳩山総理は、明らかにゴーストライタ
ーがいて、適当な間隔をあけて、あたり障りのない型
どおりの内容を載せているとしか思えません。

 もし鳩山さんが、「小沢さんが不起訴になった。と
りあえずほっとすると同時に、正直を言えば、面倒な
ことになったなと思う」なんて書き込んでくれたら、
面白いんですが、現実はそうはいきません。

 一方、自民党と民主党の議員さんは、フリークかの
ように書きまくられていますが、自らの動きを、実況
中継しているような雰囲気もあって、情報公開はいい
としても、これで仕事になるのかと、余計な心配をし
てしまいます。

 そんなわけで、初心者としては、まだコツがつかめ
ませんが、フォローしてくれる人が増えてくれば、P
Rの効果や、情報発信の力が大きいことは理解できま
した。

 選挙の際の、インターネットの利用制限が、大幅に
解除されるかと話題になっていますが、ツイッターは
どうなるんでしょうね。

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お奉行さまの御意(2月6日)

 6日夜、千葉県市川市にあるフグ屋さんで、中学・
高校時代の友人たちと、フグをたらふくいただきまし
た。

 JR総武線の本八幡の駅から、さらにタクシーに乗
ること10分、飲み屋街の灯りも絶えた頃、お目当て
のフグ屋さんに到着です。

 もともと、この地域が地元の友人を中心に、私のよ
うに、初めて声をかけてもらったメンバーをいれて、
12人の気のおけない同級生が集いました。

 中には、同姓でありながら、片や60歳を超えて、
なお黒々とした髪を保つ御仁と、それらが姿を消した
艶やかな頭の御仁とが、見事な対象をなす光景もあり
ます。

 このため、名前を呼ぶにあたって、「禿げた方の」
といった、失礼な枕詞も飛び交っていました。

 この店の常連の友人が、この日の鍋奉行で、「今日
はフグを5匹用意したけれど、それは白子のないもの
ばかりだ。なぜなら、白子の入っているフグは、白子
に栄養が取られて味が落ちる」と、まずは、実に論理
的な解説をしてくれます。

 続いて、「フグの骨を焼いてもらっているから」と
言うので、何のことかと思うと、この店ではヒレ酒で
はなく、焼いた骨をコップに入れて、その上から酒を
注ぐ、「コツ酒」が名物だといいます。

 ただ、私が、酒が飲めないことを知っているお奉行
さまは、私のコップにも、少し身のついた焼いた骨を
入れてくれて、「これを食ってもうまいんだ」と、優
しい心配りをしてくれます。

 とはいえ、そこはお奉行であらせられるので、食べ
方や煮方には、特に思い入れが深いようで、隣にいた
某大手商社の役員からは、「お奉行さまのおっしゃる
ことには、くれぐれも逆らわないように」と、厳しく
釘を刺されました。

 白子だ刺身だしゃぶしゃぶだ、さらには鍋だ雑炊だ
と、酒の飲めない私も、十分に割り勘負けしないだけ
の、素晴らしいお料理でしたが、鍋への野菜の入れ方
にも、お奉行さまは手を抜きません。

 もっとも勉強になったのは、エノキの煮方で、春菊
同様しゃぶしゃぶの状態でというところまでは、すぐ
に飲み込めたのですが、何と根の方から先に入れて、
しばらくして手を放したら、すぐに箸でつかんで、し
ゃきしゃき感をいただくのだ指導を受けました。
 
 先っぽを手で持って、根の方を湯につけるのが、少
し熱く感じられましたが、こうして蘊蓄とともにいた
だくと、ただのエノキとは思えない味わいで、心ゆく
までしゃきしゃきのエノキをいただきました。

 みんなまだまだ元気なので、あと20年くらいは続
けられるだろうかと思いながら、寒空の下、本八幡の
駅に向かいました。

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ビリーブ対トラスト(2月5日)

 5日夜、トヨタのトラブルをめぐる、社長の記者会
見を見ていて、危機管理の大切さを、まざまざと感じ
ました。

 危機管理の重要性は、4日の朝青龍の引退でも感じ
たことですが、朝青龍の場合、発端となった出来ごと
と、被害者とされる人物の実像が、今一つ明らかでは
ないため、我々の知り得ていない事実が、他にあるよ
うに思えます。

 ただ、そのことは別にして、また、場所中に酒を飲
み歩くのはどうかといった問題も別にして、朝青竜に
は、次に何かを起こせば、よってたかって叩かれると
いう、危険水域が迫っていたと思われます。

 であれば、誰もが気づくであろう、そうした状況の
中で、なぜ君子危うきに近づいたのか、李下に冠を正
したのか、それを放っておいた、周囲の危機管理意識
がよくわかりません。

 一方、この日、遅ればせながら開かれた、トヨタの
社長の記者会見も、ご本人のキャラクターは、創業家
の御曹司ですからやむを得ないとして、まわりの番頭
の危機管理能力が疑われるものでした。

 そもそも、なぜ東京ではなく名古屋で開くのか、社
長が出てきていながら、なぜリコールなりなんなり、
明確な対応を語らないのか、事態がここまで来ている
のに、なぜ正面を向いて話さず、あんちょこのペーパ
ーに目を落とすのか、あれこれと考えさせられる会見
でした。

 社長に全てを報告した上で、「社長の思いのまま語
って下さい。後の責任と処理は全て我々で負いますか
ら」と言う幕僚は、いなかったんでしょうか。

 社長の言われた「ビリーブ・ミイ」が、鳩山総理が
オバマ大統領に語った、「トラスト・ミイ」と重なっ
て、日本人の気持を一層沈めそうな気がしました。


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先人の知恵(2月4日)

 4日午後、地下鉄の会社の幹部にお会いして、東京
の鉄道事情が、世界の都市と比べていかに便利かを聞
きました。

 それは、他の私鉄との乗り入れがあるためで、元の
営団地下鉄、現在の東京メトロの本体が190キロ、
都営とあわせて300キロなのに対して、相互に乗り
入れている私鉄をふくめて、地下鉄の電車が走ってい
る線路の延長を測ると、東京メトロで600キロ、都
営をふくめて800キロになるといいます。

 これは、地下鉄の路線だけでは、世界で一番長いロ
ンドンをも、はるかにしのぐ延長距離で、欧米諸国の
鉄道関係者は、口をそろえて、東京はすごいと言うそ
うです。

 このようなことは、すでに周辺の都市開発が進んで
いる、ロンドンやパリでは、今さらやろうと思っても
無理なことですので、わが国の構想は、いつ誰が立て
たのかと尋ねてみました。

 すると、それは戦前からのことで、最初に出来た銀
座線だけは、地下鉄の単独の線ですが、その後は、乗
り入れが可能になるように、構想が進められていたの
だそうです。

 以前から走っていた私鉄との、軌道の幅の問題もあ
りますので、かなり長期的な視点で、構想を練る人が
いたのだなと感心をしました。

 と同時に、空港の建設と、航空機のネットワークづ
くりにも、これくらいの知恵者がいればよかったのに
と、空港特会というせっかくの原資の使い方を、もっ
たいなく思いました。

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「翼」のマーク(2月3日)

 3日夜、都内のイラン料理のレストランで、中東や
インドの事情に詳しい方々とお話をしました。

 イラン料理は初めてでしたが、カバブという、牛や
鳥・マトンの焼き肉や、カレー風味のスープなど、イ
ンドから小アジア付近の味と変わらないもので、おい
しくいただけました。

 話題は、アラブ・イスラム圏のことや、留学生への
対応など、幅広い分野にわたりましたが、インドに詳
しい方のお話では、アメリカには、インド人の留学生
が10万人いるのに対して、日本には550人足らず
しかいないとのことで、インドとの関わりが薄すぎる
と心配されていました。

 確かに、アメリカでは、テレビのキャスターにも、
インド系の方がいますし、共和党の星といわれる、ル
イジアナ州の若い知事もインド系です。

 もちろん、移民を受け入れるかどうかといった、根
本の問題がありますが、それとは別に、中国と並ぶ人
口と力を持つ国との関係は、もっと考えなくてはいけ
ないと思いました。

 そもそも、インドとの関係に限りませんが、日本の
社会は、せっかく日本に留学してくれた、学生に対し
てのケアが弱すぎます。

 例えば、留学生の就職を世話する組織もありません
し、卒業した留学生を受け入れる素地も限られていま
すので、これでは、日本を世界に知ってもらうチャン
スを、みすみす捨てているようなもので、もったいな
い限りです。

 といった話をするうちに、中東出身の方が、「留学
生の受け入れももちろんだけど、日本では、大学院を
修了したポスドクの、仕事先を見つけるのに困ってい
るのでしょ」と言われます。

 何の話かと思って聞きますと、例えば、サウジアラ
ビアなど、建国からの歴史がまだ浅い国では、国の経
済を、いつまでも原油に頼ってはいられないため、技
術の蓄積に懸命だが、それにあたって、工科系の大学
の指導者が手薄で困っているというのです。

 だから、年間20人といった形で、日本のポスドク
をサウジアラビアに送り込めば、ポスドクの就職先の
確保にもなるし、サウジとの関係も一層深くなって、
一挙両得だというわけです。

 その通りだと思うと同時に、アラブ諸国は、日本か
らはまだまだ遠い国々なんだなと感じました。

 それでも、日本の誇るマンガ文化は、アラブの国々
にも届いています。

 その一例が、小泉内閣の時代に、自衛隊の部隊が、
イラクのサマワに派遣された時のことで、日本の部隊
であることを知らせるため、装甲車や隊舎に取り付け
たのが、サッカー漫画の主人公、「キャプテン翼」の
キャラクターでした。

 それだけ、アラブ社会でも、キャプテン翼は日本の
マンガというイメージが、定着していたということで
すが、マンガとアニメの力を、あらためて再認識させ
られる話でした。

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四万十ヒノキの棺まで(2月2日)

 2日午後、文字通り、「もっと木を」という名称で
活動をしている団体の事務局の方から、木の利用にま
つわる話のあれこれを聞きました。

 この団体は、「モア・トゥリーズ」といって、音楽
家の坂本龍一さんが代表を務ていますが、高知県が進
めている、「協働の森」という事業に賛同して、県内
の梼原町と中土佐町の2か所で、森林の整備をお手伝
いいただく、パートナーズ協定に名を連ねて下さって
います。

 事務局の方にうかがいますと、こうした森林整備の
支援活動も、各地に広がりを見せているそうですが、
それだけでなく、木を活かした物づくりも進んでいる
ようでした。

 それも、余った間伐材で何かを作るといった、受け
身の物づくりではなく、日々の暮らしの中に自然に、
国産材を使った製品が入ってくるという流れを目指し
ています。

 例えば、そんな製品の中の一つの鳩時計は、2日に
一つは売れるという売れ筋で、これらのグッズを販売
する店も、青山に常設しているとのことでした。

 そんな中、あるコンビニチェーンでは、木を使った
ノベルティを考案中だそうですし、四万十のヒノキを
携帯のボディに使うアイディアもあって、この話は、
2チャンネルで炎上していたそうです。

 もう一つ、なるほどと思ったのが棺の話ですが、現
在、日本で使われている棺の90パーセントは、外国
の木材が使われています。

 そこで、この程、四万十川流域の森林組合が作る、
ヒノキの集成材を使った棺が、売り出されたとのこと
で、揺りかごも出来れば、揺りかごから墓場までだな
あと思って、お話を聞きました。

 代表の坂本さんは、低炭素社会に向けて、バイオマ
スの活かし方に関心を持たれているようですが、補助
金だけはつくものの、税を中心とした制度が伴わなか
ったこの分野も、そろそろ変化が起きないといけませ
んね。

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日米のきしみ(2月1日)

 1日午後お会いした、原子力の専門家から、日米関
係をめぐる、興味あるお話を聞きました。

 この方には、中国の現状と将来に対するお考えを、
うかがおうと思いましたので、まずは、そのことを質
問しました。

 これに対しては、富の格差や新疆ウィグルの問題、
さらには、一人っ子政策による急速な高齢化や、水資
源が枯渇する心配など、様々な不安定要因があるもの
の、アメリカが、数々の問題を乗り越えて、オバマの
誕生にいたったように、中国も時間をかけて、これら
のことを克服していくだろうと言われます。

 そんな、アメリカがらみの話をされる中で、最近が
っかりしたことがあると言われます。

 それは、この方の専門である、原子力に関わること
で、ベトナムへの原発技術の提供に、日本の企業が関
与出来なかったという内容です。

 その情報の裏打ちが出来ていませんので、あまり突
っ込んだことは書けませんが、原発に強い日本のメー
カーと協力関係にある、アメリカの企業が、現在の日
米関係のきしみの中で、動きにくくなっているという
趣旨でした。

 普天間問題以来のごたごたが、こうしたことに影を
落としているとすれば、ことの良し悪しは別にして、
日米関係の今後を考える上で、興味ある話だと思いま
した。

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2010/02/03

脳がつながる(1月31日)

 31日午後、知り合いの書道家が主催する会に招か
れて、「私の人生」という、恥ずかしいような題で話
をしました。

 1月31日は、「I(あい)」と「31(さい)」
で、愛妻の日だそうですが、それとは関係なく、夫婦
ともども仲よくしている、女流の書道家の誘いで、ま
ずは、靖国神社の本殿で公式参拝をしました。

 その後、神社の参集殿の一室で、お話をしたのです
が、この日いただいた題は「私の人生」でしたので、
父や母、それに兄の思い出をふくめて、人生の経験談
のあれこれを、少し面白目にお話ししました。

 聞いて下さったのは、いずれも、広い意味でのお弟
子さんにあたる方ですが、工務店、保険代理業、飲食
業のコンサルタント、さらには女浄瑠璃の太夫さんな
ど、職種は色とりどりです。

 その中に、脳科学の研究者がおられて、近くのホテ
ルに場所を移しての食事会の席で、毎日出版文学賞を
受賞された、「つながる脳」という本をいただきまし
た。

 まだ読んでいないので、全貌はわかりませんが、人
としての暮らしに欠かせない、他者とのコミュニケー
ションの大切さや、たとえ自分には損なことでも、人
にほめられると喜んでやってしまうといった、通常の
合理性には反する、人間ならではの行動を解きほぐし
ていこうという試みのようです。

 ちょっと見ただけでも、自分の感性に、ぴったりと
合う話でしたので、後ほど熟読してみたいと、うきう
きした気持になりました。


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2010/02/01

暗証が暗唱できない(1月29日)

 29日朝、室内のセキュリティーの解除を忘れて、
窓を開けてしまったため大慌てになりました。

 いつもは、必ず、セキュリティの解除を確かめてい
るのですが、慣れは怖いもので、ついうっかり、解除
を忘れて窓を開けました。

 早速、「ピピッ、ピピッ」という不吉な音がしまし
たので、しまったと思って、警備保障の会社に電話を
かけますと、電話口の担当者も慣れたもので、どのボ
タンを押せば「侵入」を知らせるサインが消えるかを
教えてくれますが、そこからまた、はたと困ることが
ありました。

 それは、本人確認のため、暗証番号を教えて下さい
と告げられたからですが、まったく記憶になかったの
です。

 そう言えば、このところ、航空会社のマイレージや
クレジットのカードなどで、立て続けに暗証番号を求
められる場面があったのですが、その都度、対応に四
苦八苦してきました。

 というのも、今では様々な分野に、暗証番号が設定
されていますが、中には、他のものと重ならないよう
にとか、半角の数字と英語を組み合わせることなど、
難しい注文もあって、とても全てを覚えきれないから
です。

 かといって、何かにまとめて書いておけば、それが
誰かの目に触れた時、どうなるのかといった問題があ
りますから、実に頭の痛い現代の難問です。

 暗証番号が暗唱できない現状に、皆さんは、どう対
応されているのでしょうか。

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3万人の影(1月27日)

 27日午後、地下鉄の駅に降り立った時、最近は、
「人身事故」というアナウンスを聞くことが多いなと
思いました。

 夕方からの会合に備えて、いったん家に帰ろうと、
地下鉄の表参道駅に降りますと、湯島駅で起きた人身
事故のため、千代田線が一部で折り返し運転をしてい
るとのアナウンスが流れています。

 その放送を聞きながら、あらためて、最近は人身事
故が多いなと感じました。

 自分が乗り降りする線だけでも、一昨日25日の朝
には、田園都市線のつきみ野駅で人身事故があって、
乗り入れている地下鉄半蔵門線のダイヤに、乱れが起
きていました。

 この他にも、JRであれ東京メトロであれ、こうし
た事例が、しばしばといっていいほどです。

 人身事故というと、少しあいまいに聞こえますが、
多分、通常の事故ではなく、電車に身を投げた人がい
るという意味だと思うのです。

 そう考えてみると、何年も続いて、年間3万人を超
える人が自殺しているのですから、東京周辺なら、毎
日のように「人身事故」があっても、不思議ではない
ことになります。

 「人身事故」のアナウンスも、3万人の影かと思う
と、単に、ダイヤの遅れを知らせる情報と、受けとめ
てはいられない気持になりました。

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