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2011/09/02

おでこの傷の思い出

 夏を過ごした山荘に、父母の代からの、懐かしい家
具が届けられました。

 届いたのは、ソファーと大きな飾り棚ですが、いず
れも、僕が物心ついた頃からわが家にあった、時代物
ばかりです。

 とはいえ、ソファーは、兄が引き継いだ時に、布の
張替えをしていますので、新品のような張りがあるの
ですが、そのソファーを見ると、思い出すことがあり
ます。

 それは、まだ、小学校に上がる前のことだったと思
いますが、このソファーのバネが楽しくて、上に乗っ
てピョンピョンと跳びはねているうちに、ソファーか
ら落ちて、低いテーブルの角に、おでこを打ちつけた
のです。

 このため、病院で手当を受けることになって、翌日
から予定していた家族旅行はキャンセルに、それを楽
しみにしていた兄には、「大二郎がドジをするから、
行けなくなった」と、ぼやかれたものでした。

 もう一つの飾り棚も、父母の代からの家具ですが、
一時は、部屋の片隅で、脇役にまわっていた時期もあ
りましたので、わが山荘では、少し目につくところに
置いてあげました。

 兄嫁が暮らすマンションには、この他にも、昔の食
堂のテーブルや椅子など、思い出の詰まったお道具の
数々がありますので、姉からは、「もう少し持ってい
かない?」と、水を向けられています。

 ただ、文字通り、こちらのお家の事情もあって、そ
うもいかないのですが、久々に、子供時代のソファー
に座ってみますと、おでこの傷の思い出とともに、懐
かしさが込み上げてきました。

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