« 「精神」と「決意」の下で | トップページ | 電車と音の物語 »

2012/02/21

妻へのプレゼント

 妻の誕生日にあわせて、比叡山から京都へと、一泊
の旅を楽しみました。

 お世話になった比叡山の僧坊は、前にも、このブロ
グで紹介した場所ですが、節分の日、一足先に出かけ
た妻を追って、僧坊を訪ねますと、節分のお勤めを終
えられた阿闍梨さまが、いつものように温かく迎えて
下さいました。

 翌日は、妻の60代最後の誕生日、朝6時からのお
加持を受けた後、阿闍梨さまの部屋に入りますと、今
度はハッピーバースデイの曲を流して、祝って下さい
ます。

 この日は、その後、湖西線と山陰線を乗り継いで、
何回か行ったことのある、嵐山の近くのお店で昼食を
取りました。

 カウンター席に座った妻が、「今日は49歳の誕生
日」と、20尾も鯖を読みますと、おまかせ下さいと
ばかりに、ヒラメの肝のフォアグラ風や、鍋に入った
酒粕で、さっと火を通していただくオコゼなど、この
お店ならではの、工夫を凝らした料理が次々と登場し
ます。

 後で数えてみたところ、カウンターの上に姿を見せ
た魚介は、タイやヒラメをはじめ、優に10種類を超
えていました。

 堪能とはまさにこのことで、すっかりお腹が満ち足
りた後、化野念仏寺から、祇王寺、常寂光寺と、嵯峨
野の界隈を巡り歩きました。

 祇王寺は、以前から好きな場所ですが、すっかり葉
を落としたモミジと、緑鮮やかな苔が対比した庭を見
ていますと、かつて清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王
が、その愛を失って、この地に庵を結んだといういわ
れが、胸にしみてきます。

 この後訪れた常寂光寺は、わが夫婦にとっては、格
別の思い出のあるお寺ですので、本堂の裏の縁側に腰
掛けて、30数年前のあの日に、しばし思いを馳せま
した。

 東京に戻った後、妻が旅の思い出を、ツイッターに
つぶやきますと、JR西日本の三都物語のウェブに、
このつぶやきが掲載されました。

 ツイッターを始めて、まだ日も浅い妻は、そのこと
を大層喜んでいましたが、これがまた、お金では買え
ない、妻への絶好のプレゼントになりました。

|

« 「精神」と「決意」の下で | トップページ | 電車と音の物語 »